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――――――って事で、今日は日曜…体育祭。
早くね!?とか、そんな突っ込みはいらねーよ。
だってその間、特に何かありましたって訳でもねぇし。
木曜はあの後昼休みになってからスパルタ開始。
弱音を吐かない美紀のせいで(←)金曜もまたスパルタ。
土曜もまた、仕事仕事仕事。
今日、この体育祭の日まで部屋…というか寮内で謹慎中(あいつら転校生の部屋に入り浸ってたから)だった転校生が俺に絡む事もなく、平和で仕事づくめな日々を送った。
仕事は大方終わり、体育祭が終わって暫くは美紀や双子が仕事で寝れないという事はないだろう。
暫くは、な。
《今から体育祭を開始しまーす!先ずは会長から一言ぉ~》
あ、因みに今は開会式の途中。
普通なら進行役は副会長の仕事だが、体育祭の内容を良く知っている美紀が進行役だ。
《…俺様に迷惑かけない程度に盛り上がれ。》
《皆さん、怪我に気をつけてください。》
《みんな、楽しもうね》
《…》
《白組勝つぞぉー!》
《赤組勝つぞぉー!》
そして、他の壇上に上がっている生徒会達からの言葉。
全く、仕事もしてない上に今日まで謹慎中だったくせに偉そうな奴らだよな。
双子、白と赤だけを応援してどうする。
(白、赤、黄、青があります)
《優勝したとこには俺と書記ちゃん以外からのご褒美もあるからねーん☆んじゃ、頑張ってねー!》
まぁ、この美紀の台詞で唖然とした顔をしてるけど(笑)
弁解しようにも、美紀の言葉で盛り上がりだした生徒達を止める術があるはずもなく、憎々しげに壇上を下りていくのを見ていた。
「斎、準優勝すんで!」
「…。」
同じ青組だった隼佐が隣でそう言った途端、「優勝するんだよ馬鹿!」とその隣にいた奴に叩かれていた。
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