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バンッ!
と、勢い良く扉を開ける。
シン、となったと思えば直ぐに騒がしくなった皆様。
《お、おおおお!!素晴らしいぃー!ご奉仕してくれー!》
見知らぬ誰かは、最早キーンとマイクが悲鳴を上げる程騒ぐ始末。
うるせぇんだよ、てめぇのせいで「抱かせろー!」とか叫ぶ奴まで出てきたじゃねぇか、死ね(八つ当たり)。
そう、゙ご奉仕゙という言葉で大胆わかるだろうが
…俺は今、メイドという屈辱的な格好をしている。
幸いにもスカートは膝丈だが、セットになっていた猫耳と尻尾が屈辱を煽る。
バトンは何故か猫の縫いぐるみ。
屈辱に歪みそうになる表情筋を押さえ付け、恥ずかしそうに頬を染めながら走る俺。
マジ神だと思う。←
《ぶふっ》
《かっわいーっ!(笑)》
《マジ天使!やべー犯したいどうしよう鼻血が…》
完璧にこの状況を楽しんでいる双子は後で殺すとしよう。
んでもって、見知らぬ誰か…いや、変態はそこらの誰かに潰されてしまえばいい。
「可愛い!さすが俺の斎だな!」
「…転校生君のほうが可愛いよ。」
バトン、というか縫いぐるみを渡し終えて集合場所へと座る。
真っ先に来たのは転校生で、余りにも際どい服に吹き出しそうになったのは秘密だ。
てか、おい。
俺はいつお前のモンになったんだよ。
…まぁでもお前のその格好のおかげで羞恥が半減した事には感謝するわ。
だってソレはないっしょ。
もうそれ、乳首しか隠れてねーし。
下とかもうTバックでいいと思う。
ちょっとでもズレたらポロリしそうだ。心底見たくねーけど。
コイツの足が綺麗だったのがせめてもの救いか、他の奴らからの目線が…いつもと違って同情が見える。
「だろ!斎が可愛いって言うなら今日ずっとこれで居ようかな!」
「…いいんじゃないかな。」
俺、コイツの脳内が見てみたい。
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