4/6
前へ
/120ページ
次へ
「制裁…許可したの?」 そう言って周りを見るが、隊長達はみんな首を横に振った。 …って事は 親衛隊の下の過激な奴らか…生徒会ではない奴の親衛隊の仕業か。 「おい!聞いてんのかよ!!お前らが…」 「僕らはやってないよ。」 まぁ、あくまで"俺らは"だけど。 「嘘つくなよ!謝れば許してやるから!!あと、親衛隊なんてやめろよ!俺が友達になってやるから!!」 …うぜー、うぜー、うぜー。 声でけぇんだよ。 声帯とられてぇのかコイツ。 「やってないって言ってるでしょ!!この生ゴミ!」 「斎様の言う通りなのに…っ」 「何コイツ、マジで制裁許可すんぞオタク。」 「あははっ人間の言葉わかんないんだねぇ~」 「…キモ」 「斎君に何て事を…っ信じられません!」 転校生の言葉に、隊長達はお怒りだ。 友達発言は綺麗にスルーされてんな、転校生。 「お前、斎っていうのか!!俺は佐藤 雫(サトウ シズク)!よろしくな、斎!!」 ぅおっ!? コイツ、隊長達の暴言全てスルーしやがった! しかも自己紹介されたし! てかいきなり名前呼びかよ馴れ馴れしい! なんて心の中で思いながら、転校生(え、名前?知るかよ)から差し出された手をどうするか悩んでいると 聞きたくもない声が聞こえてきた 「てめぇら、俺様の雫に何してやがる」 空気読めよ。 .
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4226人が本棚に入れています
本棚に追加