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紙に書かれていたのは
『生徒会長、間潮蓮の脱ぎたての下着を持ち、手を繋いでゴール!ゴールした後には会長様の下着の色と柄を報告してね☆』
「………………。」
え、何コレ。
てかよくこれで通ったなオイ。
コレは絶対、チワワ達の為に作られた借り物だな。
会長?何それ会長とかこの学園に居たか?←
脱ぎたてとか変態にも程があるわ!
嫌すぎる!
「…ねぇ、コレ変えてもらえないかな?」
「へ!?ご、ごめんなさいっ不正を働いたら優勝してもご褒美もらえないんですっ」
近藤先生がどうたら言っていたチワワに話かけてみると、ごめんなさいごめんなさいと涙ながらに謝られた。
…え、コレってもう諦めるしかないって事か?
「…はぁ」
溜息を吐いて、バ会長を探す。
本当は放棄してもいいんだけど、そんな事したら…さっきみたいなチワワが優勝して『ご褒美』とやらを貰うとかいう夢がぶち壊れるからな…。
クソ会長とかどうでもいいけど、可愛いチワワ達が悲しむのは見たくない。
…うん、チワワ達が可愛いのが悪い。←
「あー…居やがった。」
居なかったら変えてもらえるかも、とかいう夢が儚く散った。
居たよ。
なんか意外にも一人で居たよ。
転校生には逃げられたんだろうな、いいきみだ。
って事で、さっさと役目を果たしてどっか行ってもらおう。
と木の陰にいた会長に近づいて口を開いた。
「下着を脱いで、ついて来てください。」
俺から話かけられるとは思っていなかったのだろう。
近づいた俺に唖然としていたバ会長は、俺の言葉に目を見開いてマヌケ面をしていた。
…あれ?
なんか俺、変態みてーじゃね?
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