プロローグ

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「隊長っおはようございます!」 「今日もお綺麗ですっ!」 「朝から斎様が見られるなんて…っ」 学校の寮から少しだけ離れた校舎へ向かう途中に、女の子みたいに可愛らしい男が頬を染めながら挨拶をしてくる。 これは、いつもの事。 「おはよう、みんな」 そんな奴らに俺は、明るい笑顔で挨拶を返す。 これも、いつもの事だ。 そう、俺は知らない。 今、この時にも日常が壊されていっているなんて事…―――――――――― .
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