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「俺はお前の素が、そんな聖人君子みたいな奴じゃないと知っている。だから演技を今すぐ止めろ。」 …何その声。 耳元で囁くな!! 背筋がゾクッて!ゾクッてした!! 「…僕の性格演技だなんて。そんな事証拠でもあるんですか?」 内心色んな意味で焦っているが、弱みを見せたくない上に証拠も何も無いから、表にその表情も声色も出さない。 …やべぇ、俺ハリウッド行けるかもしれねぇ← 「証拠?じゃあお前が今まで強姦にあいそうになって返り討ちにした、今お前の"奴隷"達の名前でも出すか?…それとも"奴隷作り"をしている時の映像でも見るか?」 何コイツ。 俺の演技が神並でも証拠掴んでんだったら太刀打ちできねぇ…。 つーか何で"奴隷"にした糞共の事なんか知ってんだよ。 ああそうか、監視カメラの映像だよな。 でも 「アイツらを脅した場所には監視カメラは無かった筈じゃ…」 …………………あ、やべぇ 俺が思わず呟いた言葉に、風紀委員長はニヤリと笑んだ。 「ほう…それはもう認めたも同然だろう?木葉斎。」 素が出ちまった……っ!!← .
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