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「何それ何それ何フラグ!?まさかの親衛隊受け!?」
「うるせぇ。」
風紀室から出て教室に戻ると5時間目は既に始まっていてそれから授業を受けた。
…それを、どこから聞き付けたかは知らないが、美紀は知っていて寮に戻ると同室者の変わりに美紀がいて、何をしていたのかを事細かに説明させられた。
お前は俺の彼女かよ。
説明したのはいいが、話の途中から興奮しだした。…この腐男子め。
「で?で?斎はどっちが好み??」
「いや、別にそんなんじゃねぇから。良くて友達、悪くて知り合いだ。…まぁ、厘也は可愛かったが。」
「ワンコ攻めキター!ごちそうさまです!!」
「うっぜ。」
「えぇーひーどーっ」
冷たくあしらうと、一人でブツブツ何かを呟いている。
気持ち悪ぃ。
「…で、そんな話の為にワザワザ来た訳じゃねぇんだろ?」
「…う"…っ」
ちょっとおかしいと思ってそう聞くと図星らしく、唸っている。
そうだよな、こんな話なら電話でもメールでもいいし。
俺が面倒臭がりだって知っている美紀は、昔から俺が面倒だと思う事をあまりしない。…あまりな。
「…んと、今日からここに住ませてください!!」
ああそういう事…って
「……………はぁ?」
意味わかんねぇよ!
色々と省きすぎだろオイ!
―――――――…ああどうしよう。
嫌な予感しかしない。
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