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―――――ピピピッピ… ―ガシャンッ 「い、斎!?ちょっ起きて!」 「…あ"ぁ?」 いつものように煩い目覚まし時計は俺の手に飛ばされて壁にぶつかり破損。 そこまではいつもどうりだが、今日は人の声が俺の睡眠を邪魔した。 「ヒッ斎ぃっ俺だよ美紀!!」 「んあ?…はよ。」 寝起きが悪い上に低血圧な俺は、起こそうとする美紀を睨みつけ それを見た美紀は顔を青くして必死な様子。 少し目が覚めて上体を起こしながら朝の挨拶をすると、美紀の顔色は戻って、笑顔になった。 「おはよー斎!ご飯出来てるよ?」 「…ん、食う。」 美紀に促されてリビングにつくと、俺の同室者が既に座っていた。 あれ?珍しいな。 「はよーさん、斎」 「ん、はよ」 ソイツの隣に座りながら挨拶を交わす。(俺の隣に!とか言ってる美紀はスルー) お、やっぱ美紀の卵焼きはうめぇな。味噌汁は少し濃いが。 「んーっうまい!会計さん料理上手いんやなぁ~……じゃないわ!説明せぇ斎!何で会計さんがここにおんねん!!」 「…ん?」 ちょうど食事も中盤にかかってきた頃、関西弁の同室者が騒ぎ出した。 こいつの名前は 江寺 隼佐(コウジ シュンスケ)。 俺達と同じく二年で、クラスはBだった同じだった気がする。 同室者は三年間何か理由がないと変わらないので、楽に生活出来るように隼佐には俺の素を話ている。 美紀と俺の関係は知らないが。 てか、今更じゃね? もう美紀から聞いてんのかと思ってたんだけど…説明面倒臭ぇ。 まぁ、読者にもわかるようについでに説明してやるか…。 ―――――――――――――… .
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