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「斎様…僕達、我慢出来ませんっ!制裁の許可をください!」 必死な面持ちで言うチワワ達。 いくら生徒会から近づいたとはいえ親衛隊に所属する殆どの者は盲目で、崇拝して愛している者に不本意でも近づこうものなら、制裁という名の暴力が下される。 「皆…、わかったよ。僕が、他の親衛隊隊長の人達と忠告にしに行くから…我慢してくれるかな?」 許可した理由は、特にない。 俺はチャラ男なんてどうでもいいから怒りはしないが、コイツらは別。 今制裁を止めた所で、後からそれが爆発してしまえば、忠告もせずに暴力…もしかしたら強姦まで考える輩がでてきてしまう。 それに、俺が止めたところで他の親衛隊が止めるとは思えない。 本当は俺は行きたくないのだが、隊長として行かなければならないし…。 「…わかりました」 「斎様が言うなら…」 うん、皆了承してくれたみたいだし早速今日の放課後にでも呼び出すとしよう。 …ああ、面倒臭い。 .
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