1.始まりは突然に

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ー…。 ドンっ! 「った…」 「ゴメンなさいっ…」 バサバサと教科書が落ちる音がする。もちろん、俺の教科書じゃない。 「怪我…してないですか?」 ボケッとしていたら、女の子とぶつかった。 天然パーマなのか、髪の毛がフワフワと緩いウェーブがかかった栗色の髪をした女。 女と言うよりも、女の子という雰囲気をもっている。 「あぁ…」 目が大きい、色素が薄めの瞳。 吸い込まれそうな感覚に襲われる。
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