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あっという間に時は過ぎて大学2年となり、少しは俺も大人になったと思う。
だって20歳だぜ!?
身長は相変わらず伸びてくれなくて悩んでるけどな。
「カイー!遅い!もうみんな食べてるよ?」
そう言って食堂で俺を手招きするのは、幼なじみである敦子。
ちっちゃい頃からずっと一緒で、腐れ縁にもほどがある。
でも、俺はそんな敦子に片想いをしているわけで…。
「わりぃわりぃ。ちょっと呼び出しくらってた」
「大学生になっても変わんねーなぁ…」
こいつはリク。
高校から連んでる俺の親友でもある。
「カイって昔からそんなに呼び出しくらってたの?」
この子は優子。
リクに異様なまでの愛情を注ぎ、実際に押されることでリクの心が動きつつある相手。
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