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「ちょっと応援してくんないのー?」
「あ?仕方ねーから応援してやるよ」
ほんと仕方ねーから…
応援って…俺何言ってんだろ。
「宮澤くんってね、同じ講義取ってていつも隣に座ってきて面白い話ばっかしてくれんの!」
「あ、そう…」
そんな惚気話に興味ない。
というか聞きたくないが本音だろう。
「でね、実は明日デートなの!」
「良かったじゃん」
「宮澤くんが誘ってくれたんだー」
楽しそうに話ながら、俺にデート報告。しかも、宮澤からって…完璧向こうも好きだろ。
幸せそうだな敦子…
所詮幼なじみは幼なじみ。
それが恋愛に発展することなどない。
俺はいったいいつ諦めがつくんだろうか、この気持ちに…
End
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