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それに驚いて前を向くとさっきまでいた彼女はいなかった。同じ事を体験したのか大島も再度あうあう状態に陥っている。いつ一度回復したのは知らないが。
「……ってここ玄関…?」
そして辺りを見回すと廊下では無くなり、いつの間にか玄関を出ていた。
「………何で?」
何を考えても混乱してしまいそんな言葉がループする。
なぜ奇跡を肯定するのか、なぜここにいるのか、彼女は何なのか。
月明かり照らされるこの玄関で、
時間も忘れて僕は突っ立っていた。
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