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音楽室とは、なんだったのだろう
兎に角、李花が呼んでいるだから行かなければ…
次の日
李花は、俺に会っても一度も目を合わせてくれなかった。
プリントを後ろに回す時にまでも此方を見ない。
指切りの賞品が高校生なんて例がなかった。
彼女は、確かに俺の知ってる女性中では一番美しいと思う。
まぁそれは、俺が李花を好きだという事もプラスされているんだろうが
しかし
彼女より美しい人は、他にも居るのでないだろうか。
それを、何故あえて李花が選ばれたのだろう。
そんな事を考えながら、一日を過ごした。
しかし、俺がいくら無い頭を捻った所で解る訳もなく。
気づけば放課後だった。
約束の場所へ向かう
李花は、先に教室を出た筈だ。
俺は、彼女の待つ音楽室へ足を急がせた。
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