隣のあの子

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「は…い」 けんちゃんの勢いに負けてしまった。本当にこれでいいんだろうかと思ったのもつかの間。 またけんちゃんがぎゅーっと抱きついてきた。 「け、けんちゃん?」 「みぃ。大好き」 不覚にも…心臓が跳ね上がってしまった。いつもは強引で中学生なのに落ち着いているように見えるはずのけんちゃん。 「ほんとに好き」 「うん…」 なんかかわいいな。 「もっかいキスしていい?」 「えっ…」 私が慌てふためいていると、けんちゃんは触れるだけのキスをした。私は驚きのあまりまた目を開いたままで。 .
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