朝から振り回される主人公

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「……うん」 恭吾の背より降りるなりよろよろふらふらと足がおぼつかないので俺が支えてやった。 「大丈夫か?」 「酔った……」 「酔い止めあるが飲むか?」 常備薬が入っている三戸様の印籠(恭吾の旅土産)を取り出し、水筒と薬を渡した。 「ありがとう……お母さん…………… ……あっ」 「「ぶっ!?」」 「……」(←太郎はかたくなるをつかった) アレだ。小学生とかが先生を「お母さん」と言い間違えるアレだ。 かわいいじゃないの。 でもね、せめてお母さんじゃなくてお父さんぐらいにね…… 「「あはははは!!」」 後ろで2人が大爆笑している。 後でシメてやる。
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