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「おい、お前達暑苦しいのはいいが…」
「遅刻する……よ?」
「「うぉ!?」」
携帯で時間を確認すると残り5分でタイムリミットだった。
「走るか!?」
動揺して言う俺。
「イヤまて!!良いこと思い付いたぜ」
と、恭吾はそれを言うなり俺と慶次を肩に担いだ。
「お、おい。恭吾…なにを!?」
「タロー」
「ど、どうした慶次?」
「酔い止め…………ちょうだい」
諦めた!?
「恭吾超特急完成!!コロ助お前はついてこれるか?」
「ああ、問題ない!」
コロは踵をぶつけ合わせた。すると靴底から4つの小さな車輪が出てきた。
「発明No.263「君に私の姿が見えるかな?」君。これは前に体重を掛けるだけで前進する優れもの。ただし少しばかり技術が必要。最高時速は180キロ」
「オーライ。てか、毎回思うんだがそのネーミングセンスなに?」
「その時、読んでた漫画やアニメからだ!!」
首から下げていたゴーグルを着けながら叫んだ。
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