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「いいねぇ。熱いじゃねぇか!」
「なぁ、今から何が起きるかだいたい予想はつくが出来れば心の準備をさせて!!」
「なるほど」
俺の最後の願いを頷きながらコロは……
「だが断る!!」
却下しやがりましたよ!?
「レディ…」
「ちょ…?!」
「ゴー!!」
その瞬間、その場には影もなく暴風が吹いたそうな。
★
ところ変わって上空500メートル付近、ヘリコプター内。
「お嬢様、もうそろそろですぞ」
燕尾服に身を包んだ初老が坦々といった。
「あら、そう?では、降下準備をしますわよ」
長めの金髪をポニーテールに纏めた少女はニヤリと笑った。
「待ってなさい。わたくしの愛する庶民ども!!おーほっほっほっほ!!」
高らかな笑い声が虚空の中に消えていった。
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