妄想日記はじまるのね~。

4/20
前へ
/212ページ
次へ
ママ 『じゃあ、かんぱいね。』 静かに酒を飲む二人。 俺 『なんか、、寒いね』 ママ 『あらストーブ強くする?』 俺 『いや、、いいんだ。それより俺の、、』 ママ 『なぁに?』 俺 『ごめん!何でもない』 ママ 『なんなのよー!言いかけて』 勇気を出して言うのよー!俺! 『ママ!実は俺、ママの事を、、』 ママ 『え、、』 そう言ってママが俺をみつめる。 ストーブの灯りなのか少し酔っているのか、ママの頬がほんのり赤く染まっているのよ。 そして初めて正面から見たママの顔は、今まで見た中で一番綺麗かったのね。 俺 『いや、さ、三丁目のかどに電気屋があるだろ。そ、そこの息子のO君がさ。ママの事好きって、、』 『バカ、、』 俺が言い終わらないうちに、そう言って外に駆け出す小雪さん。目にうっすら涙が、、、 俺一人になった店で、ストーブの上のやかんがしゅんしゅんいってるのよ。 なんかやっちゃった俺? 店の外に出て、ママの姿を探す俺。軒下に両手で顔を覆ったママを見つけてこう言ったのね。 俺 『ほ、ほら俺の甥っ子が通う小学校に、新しく若い女先生が赴任して来ただろ』 慌てて目を擦りながら、笑顔を取り繕うママ。 ママ 『ああ、三丁目の下宿屋の二階を間借りしてる先生?』 俺 『そーそーその先生をO君がさ、好きんなっちゃって。はは。たまにママの店に先生来るから聞いて見てって、、』 ママ 『なぁ~だ。そうなんだ。じゃあ今度来たら聞いてあげるね』 俺 『いやもういいんだ。それより俺、、小雪さんの事が、、』 ママ 『なーに?』 俺 『いや飲み直そ!寒いから早く中に入って』 ママ 『うん』 なぁ~んて!こんな恋がしたいのよーーー!(≧∀≦) 朝から妄想が止まらないのよーーー! (゜Д゜;≡;゜Д゜)
/212ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加