氷殺の悪戯

53/80
734人が本棚に入れています
本棚に追加
/492ページ
シランの気遣いに気付いたロスも賛成した。勿論、他の者たちも賛成した。 「何処に行く?」 コトが張り切って言い出すと、みんなこの夏にやりたいことを順々に言い出していく。 「やはり、此処は海などがいいのではないかい?」 お約束を言い出したのはシラン。お貴族の坊ちゃんの為、プライベートビーチがあるようだ。 「夏祭りにも行きたいわよね」 ミチェットがウキウキしながら提案する。 此処ヴァロク王国では、夏になると出店などを公園を使って開催され、踊りや楽器なども披露される。 「遠出したいな……旅行的な感じで!」 コトが若干夢見る様にして言う。 電車や歩きを繰り返して、虹の協団が見えない処まで国内でいいから行きたいらしい。 「プールとかもいいよな。いろんなアトラクションがあるし」 さっきまで不機嫌だったルッカも話に入って来た。
/492ページ

最初のコメントを投稿しよう!