《5月》

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《5月》

俺は久々に仮設住宅の搬送ではなく、違う荷物を秋田県へ運んでいた。 仕事が再開してから休み無く働き詰めで身も心ボロボロだった。 予定より少し早く着いた。 疲れのせいか多少目がかすむ 仮眠をしようと横になった。 2時間程仮眠して起きた。 何気に外を見ると視界がおかしい 俺は んっ? と思った。 でも荷物を卸さなければならない。 そんなに気にもせず荷物を卸した。 荷下ろしが終わり、会社に帰る途中 やっぱりどうしても視界がおかしい。 遠近感が分かりづらい。 俺は邪魔にならない所にトラックを止め、最初に右目を塞いで景色を見た。 普通に見える。 次に左目を塞いでみた。 光しか見えない えっ!? 何故右目が見えない!? すぐさま会社に連絡した。 会社から答えは 片目見えなくても運転できるだろ 会社まで帰ってこい ガチャ! また切られた この会社はなんなんだ!? 社員の体はどうなってもいいのか… 俺は慎重にスピードをあまり上げず会社に帰った。 会社に着き俺は… 俺 「病院行きたいので明日休み下さい」 上司 「人手足りないから無理」 俺 「右目光しか見えなくなったんですよ」 上司 「片目見えれば十分運転できる」 俺 「このまま右目治らなくなったらどうするんですか?」 上司 「とにかく休みは無理だ!!」 この上司は馬鹿じゃないのか? 仕事より体の方が大事なのは誰でも分かる事なのに。 俺は自分の車に乗り込み帰る事にした
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