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月日は流れ、高校三年生になり、自分は就職活動をしようと決めていた。夜はスナック、昼間も週に3日は知人の店でパートをしていた母親を見ていると、今は夢だなんだって言ってられ無かった、、、。高校一年生の冬から始めたファストフード店でのバイト先からも、是非卒業後に来てくれと言われていたので、そこで社員になるのもありなのかな、、、
そんな事を考えていた。
ある日バイトから帰宅すると、いつものように母親がドレス姿で仕事にいく準備をしていた。
そして
「真理!!あんたそろそろ進路決めなくちゃでしょ!!ほれ!!」
そう言って真理に何かをポンと投げ渡した。
中を確認するとそこには札束が、、、。
「洋服好きでしょ?それともレスリング?どっちでもいいけど、それで入れる学校探しな!!」
「お母さん!!、、、こんなっ!!いい!!私今のバイト先で、、、っやとってもらう!!」
そう言うと
母親は静かに真理に近づくと
「あんたが家に入れてくれてたお金、貯めてたの。あとはね、死んだばぁちゃんからのプレゼント!!ばぁちゃんと約束したのよー。あんたの将来の為に使うって。 あんた心配してバイト代ほとんど家に入れてくれてたけど、お母さん結構お金持ちのお客さんにプレゼントとか貰って売り捌いてっから!!お父さんいたときよりは家計はきつくないのよ!ははは!わかった?300あるから、ちゃんと自分で決めなさい。足りないならバイト頑張りなさい。
ほんじゃ!いってきます!」
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