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ドゴォォン!!
壁に障壁が直撃したのだろう、強烈な爆発が巻き起こる。
「「う、うわぁぁあ!!」」
そうして、俺達は爆風に巻き込まれそこで記憶が途切れた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「で?言い訳は?」
「「「なにもありません…」」」
次の日。俺達は生徒会室でガーディアンバスターズの連中と佳奈多に仲良く怒られていた。
「あれ程の無茶をした一騎もだけど、貴方達自分がしたこと分かっているのかしら?幸い、緊急障壁の方が強かったから破損はドアだけで済んだけど、一歩間違えれば…」
説教モードの佳奈多は非常に口説い。つか、めんどくさい。
「おい、桜井…」
「ああ?」
「西園寺…愚痴っぽいな」
「だろ?」
「そこ!私語をしない!」
「「…すいません」」
説教モードの佳奈多には俺も恭介さんも敵わない。黙って頭を下げるしか無いのだ。
ちなみに、裕一ら他の戦力は由真が残らず氷漬けにしていた。健太郎が少々危なかった以外は特に何もなかったそうな。
「くっそ…あそこで負けなければ…」
「往人は馬鹿だから仕方ない」
「なんだとゴルァ!?」
「はっはっはっ、往人は確かにしょうがないが、俺の筋肉は役に立ったよな?」
「クサイ」
「ノォォォォー!!」
「ああもう!水無月さん、あいつら凍らせなさい!」
「了解、ブレイズ」
「往人&清武バリアー(ぐいっ」
「「ぎゃあああああ!!」」
「ああ!?神前くんと清武がチルドに!?」
「「「……………」」」
三人してつい頭を抱えたのは言うまでもない。
そんなコントみたいな光景を瀬に、俺は生徒会室の窓際に寄った。
青い空。騒がしいが、平和な学園。
こんな日常なら、いずれ兵器として戦場に出る運命だとしても構わない、とも感じているのだった。
「ああ!もう一騎も取り押さえるの手伝いなさい!」
「今日という今日は決着つけるぞ日生!」
「めんどい」
「ああ!?テメェ日生に何する気だ!?」
「今日も平和だな」
「なはは…」
………だが、この日常は少しずつ瓦解していくことになる。
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