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君の家の前まで送った後、家の中から暴れるような音が聞こえた。 続けて食器の割れる音。 さっきまでの笑顔は消え、無表情と言うか冷めきった瞳の君がいた。 僕は思わず背中から君を抱きしめた。 君は安心した表情を浮かべて地獄の中に入って行った。 僕は逃げるようにして走った。 君の周りを取り巻く世界を憎んだ。 僕が何の力も持っていないことを憎んだ。 君が僕を思い、僕のすることを望まないことが悲しい。
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