プロローグ

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この張り詰めた空気を無視するが如く、凛とした表情で登壇する司会者の様な女性。 はちきれんばかりのナイスバディだ。おそらく峰ふじこもびっくりだろうな。 軽いマイクテストを終え、司会者は一回大きなため息をつく。そして初っ端から思いもよらぬ言葉をはっした。 司会者「皆さんこんにちは。 てか、お前達なんかに敬語はいらないよな?」 主人公一同「えっ?」 十人全員の声が綺麗にハモった。その頭上にはクエスチョンマークが浮かんでいる。 司会者「んじゃあ、適当に説明させてもらう。」 首をぽきぽきと鳴らし、いかにも怠そうに欠伸をする司会者。やる気ねーだろこいつ。 十人が十人、頭を整理できていないというのにこの女はさっさと進めようとする。 そんな女の態度に不満を持ったのか、一人の男が異議を唱えた。 俺も言おうとしたけど少し遅れただけ。本当だよマジで。
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