5月~番外

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飛鳥は念じた。 長谷川来い。 長谷川来い。 長谷川来い。 しかし頼みの長谷川は、食堂に現れない。 「飛鳥先輩さ~、俺と付き合ってよ」 にこにこと、飛鳥の目の前の席を陣取り、今日も和地はお願いする。 「わあ…嬉しいですう、明日空から槍が降ったらあ、付き合いますねえ」 今日も変わらず断る飛鳥。 何の因果かとんでもない奴に好かれてしまったと、飛鳥は内心でため息を吐いた。 たぶん、あれを見られたせいだと、飛鳥は深く反省する。 .
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