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｢ほんとしくった。まさか和地に見られるなんて一生の不覚！｣
憤る飛鳥に、佐伯は肩を竦める。
｢別に口説かれるだけなら、慣れてんだろが｣
飛鳥は佐伯を見上げて、ちょっと拗ねる。
｢和地あいつ会長だから、目立ちすぎるんだよ｣
１年から最近睨まれるんだと、飛鳥はため息を吐いた。
佐伯はチラリと中原を見た。中原は佐伯をジッと見ていた。
｢……まあ本気で嫌なら、長谷川に牽制させろよ｣
そういう佐伯に、中原は少しだけ微笑む。
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