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飛鳥は目を見開いた。
「うそ…」
佐伯は苦笑する。
「ここの大学は法学が強いからな。外部枠もかなりあるし、油断できねえ」
「佐伯司法狙い?僕も法学行くつもりなんだけど」
佐伯は飛鳥の口許に手を伸ばし、目配せをする。
飛鳥はあ、と俯きすぐににっこり笑った。
「じゃあ来年わあ、二人でキャンパスライフですねえ佐伯さまあ」
そんな飛鳥に、和地は不機嫌に声をかけた。
「別に、間延びじゃないくらい知ってるし」
佐伯は目を細めて和地を見た。
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