5月~番外

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佐伯はそんな和地に、ふっと笑った。 「わかった。飛鳥、役に立てなくてわりいな」 飛鳥も肩を竦めた。 「ちょっと僕も予想外。佐伯、後で受験対策相談させて」 「ああ、夜にでも来い。慎がいるがな」 飛鳥は、ん?と佐伯を見つめる。 「…慎って誰?」 佐伯は素知らぬ顔で答える。 「中原慎吾」 たっぷりの間を取り、飛鳥は成る程と頷いた。 「最近つるんでるとは思ったけど…中原の片想いかと思ってた。長谷川知ってる?」 .
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