第三章

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『次はー金山ー金山ー』 駅につく。 普段とは反対側の 南口に出た。 するとそこには 初めてみる世界。 ギターを持って 歌っている人。 本格的にバンドを 組んでいる人。 管楽器を吹いている人。 アカペラで歌っている人もいる。 いろんな音楽が そこには集まっていた。 「すごい…」 「すごいよね。  私も偶然南口に出て  この光景を見たときは  びっくりした。」 「北口だと全然  聞こえねーのになぁ。」 美歌は,空いていた ある一角に腰を下ろす。 「立って弾くより  落ち着くんだよね。」
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