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ガラガラッと勢いよく教室の扉を開けると、私の親友、秋永 汐(あきなが しお)が本を読んでいた。
汐は黒髪ストレートで眼鏡をかけててすごく大人っぽい。
私とは正反対の性格だけど、なんだかなんでも喋れる。
「しお~~っ!」
私は嬉しくなって汐の元へ一直線に駆けて思いっきり抱きついた。
すると汐は苦笑いをしながら
「あつくるし~い!それにしても、今日来るのはやいじゃん。どうしたのよ?」
と声をかけながら、片手で私を引き剥がした。
エヘヘと笑いながら私はニヤけて汐の隣の席に座った。
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