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とりあえずゼラの部屋に泊まれと言われた魁斗。
女の子と2人で同じ部屋でドキドキしていた魁斗であったが、その気持ちはすぐに壊されてしまった。
はい、これと渡されたのは1枚のバスタオル。
「魁斗、あんたは床でそれをかけて寝て頂戴ね。ベット入ってきたら即刻死刑だからね!わかった!?」
魁斗の思い描いていた2次元ワールドは跡形もなくきえていってしまった。
(こいつ、俺と一緒で残念美人だな。おぉ可哀想に可哀想に。)
クスクスと1人でにやけている。
「ところでゼラ?だっけ。2回目のなんちゃらスピリットで生きている感じがしなかったけど、大丈夫なのか?」
「ば、ばか!あれくらいへっちゃらよ!って言いたいんだけど、実は2回目の記憶がないのよね。」
少し不安気な顏をするゼラ。
「そう言えばどうして言葉が通じるんだ?俺は日本語っていうのを話してるんだけど。」
「それは、過去の英雄ライディンが全世界を繋げるために、世界に翻訳の魔法をかけたらしいのよ。」
なるほどと厨二の考えで解釈した。
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