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部屋をノックする音が聞こえ、どうぞとゼラが言うが、キール先生がドア越しに
「ちょっと話があるから、フロアまで来なさい。2人ともね。」
なんの呼び出しかビクビク肩を震わせるゼラ。
一方なにかを期待する魁斗。
フロアに行ってみると、キール先生とは別にシュガーソルト先生が座っていた。
「それでは話を始めるよ。実は魁斗くんにはここの生徒になるように学園長がいってるんだが、魁斗くん君は承認してくれるかね?」
まさかの質問に戸惑う魁斗。
「俺、金とかもってないし、いつ元の世界に帰るか解らない身ですよ?それでもいいなら是非入りたいです。」
魁斗にとって魔法学園とは夢の世界だったからだ。
バンッ!木で作られた高そうなテーブルを叩き立ち上がるゼラ。
「そんなのおかしいですよ先生!だって魁斗はただの私のスピリットなんですよ?
そんなのを生徒にしてしまうのはおかしいです!」
手に汗握りながら、必死に抗議するゼラ。
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