魂にかける魔法

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魁斗はいつの間にか寝ていた。 (こいつ、寝てれば可愛いのにな。) ゼラの髪を撫で、 魁斗は授業の時間まで少し学園を探索することにした。 とりあえず朝飯だ!と、食堂へ向かう途中に一人の同い年くらいの少女に逢った。 サリーヌだった。 「おはよー、ダメダメゼラのスピリットさん。朝早いのね。」 ダメダメゼラと言う言葉にイラつき、魁斗が睨み付けると、 「あら、私とやる気?辞めといた方がいいわよ。これでも8位なんだからね。」 8/200、かなり上位の方だった。 まだ魔法も使えない魁斗に勝ち目はなく、通りすがりに肩をぶつけるくらいしかできなかった。 (くそッ!あいつが夢でみたゼラをいじめてる主犯か。絶対サモンデュエルで叩きのめしてやる。) イライラしながら食堂に着くと、キール先生とカルメルがいた。
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