ベッドイン

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リタSide その日、俺に与えられた仕事は子猫たちのお世話だった。 「私たちが出かけている間、よろしくお願いしますね」 「あのー、母猫は?」 「コネちゃんのことですか?私と一緒にお出かけするんです!」 見ると依頼人の女性が肩に掛けているバッグから、猫…コネちゃんが顔を出していた。 「分かりました、いってらっしゃい」 「行こっかコネちゃん」 コネちゃんは大人しくカバンに収まっていた。 部屋に残されたのは、俺と小さな子猫たち。にゃーにゃー言いながら俺の足元で騒いでいる。
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