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「気持ちは嬉しいけど考えを改めて下さい!」
「具合はどうだ」
フレッドはあっさり俺から離れた。あ、あれ…寝ている俺に何かとんでもないことをする途中だと思ったのに。
「あ、あのここは?」
「俺の家だ」
「へえ、運んできてくれたんだ?」
「具合悪くないなら帰れ」
重い体を起こすと薄暗い部屋の中。物はあまり置かれてなくて殺風景だ。タンスにベッド、デスクだけ。
「…どうした、帰らないのか」
「ねー、俺が採ったきのこは?」
部屋を見回していると思い出した。俺、きのこ狩りしてたんだけど…。
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