130人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ
「だ、誰がお前なんか…!」
勇者はスタンガンを持ってリタとの距離を縮めていく。リタは未だに気づかない。
「誰が三十路前のおっさんに惹かれるか!」
リタにスタンガンを押しつける、その時だった。
「勇者なら剣でも使え」
「んだとこの青臭勇者!」
リタがぶちギレるのと同時に、匿名勇者はスタンガンを持っている腕を後ろから掴まれた。
「く…っ、ウルフレッド…!」
「あ、フレッド」
勇者の腕を掴む男、フレッドは勇者の腕を捻りあげた。勇者は呻き、スタンガンを落とす。
最初のコメントを投稿しよう!