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触れた
それは俺に
近づいてきた
―あなたは誰??
それも俺に触れ聞いた
俺には名前なんてなかった
―そう
私はアリシア.ヴァルガス
名前がないなんて
悲しくないの??
俺には悲しみなんてない
―寂しくないの??
寂しいなんてない
―そう。強いのね
強い…なにが
―心が…
心…なんだそれは
それはどこにある
どこで見れる
パキッ
仮面が割れた
―心は誰もが
持っているもの
眼では見えるのかしら
パキッ
そいつの仮面も割れた
そいつの眼は
真っ直ぐ俺を見ていた
吸い込まれそうな
淡い蒼眼
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