―Naught

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触れた それは俺に 近づいてきた ―あなたは誰?? それも俺に触れ聞いた 俺には名前なんてなかった ―そう 私はアリシア.ヴァルガス 名前がないなんて 悲しくないの?? 俺には悲しみなんてない ―寂しくないの?? 寂しいなんてない ―そう。強いのね 強い…なにが ―心が… 心…なんだそれは それはどこにある どこで見れる パキッ 仮面が割れた ―心は誰もが 持っているもの 眼では見えるのかしら パキッ そいつの仮面も割れた そいつの眼は 真っ直ぐ俺を見ていた 吸い込まれそうな 淡い蒼眼
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