7人が本棚に入れています
本棚に追加
「そう、それで拳を前に突き出すの!!!」
YUKIがそう言って拳を突き出す。
それを真似して柚葵も拳を前へと出す。
その拳がコツンと小太郎に当たる。
小太郎は『ニャっ!!!』と叫んで倒れた。
それを見てYUKIが呆れる。
「小太郎・・・あんたホント軟弱なんだから・・・。
よし!!!今日は徹底的にあんたを鍛え直すわよ!!!」
「ニャ~~~!!!」
小太郎の襟首を掴み、駆け出すYUKI。
『今日はユクモ村をマラソンよ~~~~!!!』と叫びながらYUKIは走り去っていった。
その様子を拳を構えたまま柚葵は見ていた。
そしてコテンと首を傾げ、また歩き出した。
それを慌ててベベポは追いかける。
ベベポの後ろには何故かスッキリ顔のしろーが続く。
いつになったら回復薬を買えるのか・・・ベベポは高く上った日を見上げてため息をついた。
最初のコメントを投稿しよう!