番外編③

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「そう、それで拳を前に突き出すの!!!」 YUKIがそう言って拳を突き出す。 それを真似して柚葵も拳を前へと出す。 その拳がコツンと小太郎に当たる。 小太郎は『ニャっ!!!』と叫んで倒れた。 それを見てYUKIが呆れる。 「小太郎・・・あんたホント軟弱なんだから・・・。 よし!!!今日は徹底的にあんたを鍛え直すわよ!!!」 「ニャ~~~!!!」 小太郎の襟首を掴み、駆け出すYUKI。 『今日はユクモ村をマラソンよ~~~~!!!』と叫びながらYUKIは走り去っていった。 その様子を拳を構えたまま柚葵は見ていた。 そしてコテンと首を傾げ、また歩き出した。 それを慌ててベベポは追いかける。 ベベポの後ろには何故かスッキリ顔のしろーが続く。 いつになったら回復薬を買えるのか・・・ベベポは高く上った日を見上げてため息をついた。
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