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「改めまして自己紹介させていただきます。」
コホン、と咳払いをした男がシャンと背筋を伸ばし話し始めた。
男の足元ではこちらの様子をビクビクと窺っているアイルーが1匹。
「僕、ひーといいます。
一応これでも学者です。
今回孤島へはイビルジョーの生態調査をしに行こうと思って・・・それでYUKIさんに一緒に行ってもらおうとお願いしたのですが・・・」
ひーはYUKIを恨めしそうな目で見る。
しかしYUKIはそんなひーの視線を気にすることなく薬の調合をしている。
るながひーの視線にYUKIの服をちょちょっと引っ張ったがYUKIは素知らぬ顔だ。
そんなYUKIの様子にひーはため息をつくと、アイリとベベポの方へと視線を戻した。
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