第7話

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*** 「改めまして自己紹介させていただきます。」 コホン、と咳払いをした男がシャンと背筋を伸ばし話し始めた。 男の足元ではこちらの様子をビクビクと窺っているアイルーが1匹。 「僕、ひーといいます。 一応これでも学者です。 今回孤島へはイビルジョーの生態調査をしに行こうと思って・・・それでYUKIさんに一緒に行ってもらおうとお願いしたのですが・・・」 ひーはYUKIを恨めしそうな目で見る。 しかしYUKIはそんなひーの視線を気にすることなく薬の調合をしている。 るながひーの視線にYUKIの服をちょちょっと引っ張ったがYUKIは素知らぬ顔だ。 そんなYUKIの様子にひーはため息をつくと、アイリとベベポの方へと視線を戻した。
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