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「・・・そういえばアイリさんたちは何故孤島へ?」
船に揺られながらひーはアイリたちに尋ねる。
ひーの膝の上ではイカロスが気持ちよさそうに眠っている。
「えっと・・・」
アイリが答えに困っているとベベポが『お前には関係ないニャ』と冷たく言った。
その物言いにアイリは驚いてベベポの方を見た。
けれどもベベポは船のへりに体重を預け、ずっと海の方を眺めている。
「あ、すみません・・・いつも一言余計なことを言ってしまうみたいで・・・」
ひーはまずいことを聞いたと思い、アイリとベベポに謝る。
アイリはそんなひーに『気にしなくていいよ』と声をかける。
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