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「実はあたしもよくわかってなくて・・・」
「え?」
「あたしは普通に採取クエに来たつもりなんですけど・・・」
アイリはそう言ってベベポの方へと視線を向ける。
しかしベベポは海を眺めたままピクリとも動かない。
「もう孤島に着くニャ・・・」
だから黙っておけ、そういう意味なのだろう・・・ベベポがピシャリと言葉を発する。
アイリもひーもそんなベベポの様子に押し黙る。
「あの・・・その腕の包帯はどうしたの・・・??」
アイリがひーの左の袖から見えるぐるぐるに巻かれた包帯を指差しながら言う。
ひーは慌てて袖を引っ張り、包帯がなるべく見えないようにする。
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