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ヒュォォオオオオオオオオ・・・・・・・バサッ・・・
「・・・ん、何か今変な音しなかった・・・??」
「気のせいニャ。
よそ見ばかりしてニャいで早く血石を掘り出すニャ。」
「で、でも・・・。」
アイリはチラチラと洞窟の入り口の方を見ているがそこには何もいない。
首を傾げながらまたピッケルを振り始めた。
ヒュォォォオオオオオ・・・
洞窟内には風の音とピッケルの音、そしてアイリとベベポの息遣いだけしか聞こえない。
しかしそんな空間に割って入ろうとしている者がいた。
その変化に気付いたのは先程から洞窟の入り口の方ばかり気にしていたアイリだった。
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