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彼女はいつも教会にいる。
今日俺は勇気をだして彼女に話し掛けた。
「な、なぁ、絵のモデルになってくれないか?」
俺が声をかけたら彼女はとても驚いた様子で周りを見回した。
「絵のモデル?別にいいよ。でも私、目が見えないよ?」
その言葉に俺は悲しんだ。
どれだけ彼女を描いても彼女は絵が見えない。
俺の彼女への愛を見てもらえない。
でも、構わない。
「それでもいいよ。俺は君を描きたい。」
俺の言葉に彼女は微笑んだ。
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