兎の手

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クーちゃんは私のお願いをなんでも聞いてくれるから、クーちゃんが自分のやりたい事が出来なくなっていた 今思えば私のせいだ 「クーちゃん、そのお花とって?」 『ウーちゃん自分でとって』 クーちゃんが初めて私に反発をした 私は「私のお願いをなんでも聞いてくれるクーちゃん」が大好きだったから、反発した時腹が立った 「クーちゃん、とってよ」 『自分でできるでしょ!?自分でとってよ』 クーちゃんが私に怒った 普段、クーちゃんは怒らないのに… 「クーちゃん…とってってば!!」 『自分でとって!!私はウーちゃんの召使じゃないんだから!!』 確かにそう、クーちゃんは召使じゃない バカなのは私の方だった…… 「そんなクーちゃん、私大嫌い!!」 どうしてあんな事言ったんだろう…言った張本人が忘れたなんて都合良すぎる
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