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宗教は幻想か?
弱い人間の心の産物か?
私は「否」、と考える。
宗教とは、
偉大なる自然の驚異や、人間の力の及ばない様々な事象に対して、
畏怖の念を示したものである。
また、我々が自然に「生かされ」、「悟らされ」ていることに対し、
尊敬と感謝の念を込めたものである。
それは、我々が「自然の中で生きる」ということの認識でもあり、
我々が遥かな過去から受け継いできた「教訓」でもあるのだ。
誤れば、すなわち「悪」とも為り、
頼り信ずれば、すなわち「善」とも為す。
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