初対面

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「捕まえたょ」 海斗が猫を抱き私の所へ歩いてくる。 海斗に抱かれている猫ゎナナチャンだった。 「ちがぁう!!」 「えっ?!どの猫やったっけ?」 海斗ゎナナチャンを下ろし私に問いかける。 「だ・か・ら!あの猫だって!」 私ゎ、クリチャンを指差した。 海斗ゎ、獲物を捕まえるかのように追いかけまわし初めた。 捕まえたかと思うと、引っかかれたりして何度も失敗していた。 それを見た私ゎ諦めかけていた。 それから、数秒後。 クリチャンを抱っこしていた。 「この猫ょね?」 海斗ゎ私に猫を見せて問いかける。 黒っぽい毛に、小さい体。 クリチャンに間違いなかった。 「ありがと❤」 私ゎお礼を言いながらクリチャンを抱っこする。 「いやーん。可愛い❤」 私ゎ満面の笑みで抱いていた。まるで、小さい子供が何かをもらったように。 そぅこうしているうちにあっという間に帰る時間になった。 「もぉ6時ゃん」 海斗が携帯を見てつぶやく。 私も携帯をチェックした。 「本間ゃん。帰らないかん」 と言い帰る準備を始めた。
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