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全国戦闘競技大会。
インターハイへと繋がる全国規模の巨大な大会は、すでにその火蓋を切っていた。
地区予選、県予選、地方予選とふるいが掛けられ、最終的に全国大会への切符を手に出来るのは、1万を超える参加校数に対し、わずか40校。
その非常に狭き門をくぐるべく、各校とも鎬を削り始めたのだ。
6月。
全国の戦争部は、一斉に県予選を終えた。
順当に勝利を収めた者、ダークホース的存在として躍進した者など、いずれにおいても、激戦を勝ち抜いた者達が県レベルで出揃った形だ。
県予選を通過するレベルともなると、機神や機龍、中には航空戦艦を当然のように所有するような学校が名を連ねており、いずれの高校も巨大な規模を持っている。
地区予選のレベルでなら、全国にも最低人数の4人で挑んで来る高校はあるのだが、県予選を通過した学校の中に最低人数で挑んできた者はいなかった。
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