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彼は城の掃除係。
城の掃除と反乱を起こすことを思いつくのが彼の脳に与えられた使命。
政治家はため息をつきこう言った。
「反乱なんて成功しないようになってるのにそれを手伝う。それがチップが僕の脳に与えられた使命なのだろうな…」
古い文献の続きを続きをぼんやりと眺めている政治家の目は悲しさで溢れていた。
もうこの国の人々は既に人間ではなくなったのかもしれない。
言うなれば電気蟻だ。
最後に古い文献の続きを記しこの物語を完結させることにする。
「国民の反乱を制圧する事に成功した国王はこれから生まれてくる国民の子の脳に私自身が開発した電子チップを埋め込む事を義務化した。もうこの国の民はロボットの様なものだ。これを読んだ未来の子孫達に頼みがある。この国の仕組みに気づいたとしてもどうか希望を失わないでくれ。そしていつか…」
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