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「やっぱり、お前は何を着ても似合うな・・・」
「いや・・・すごく、恥ずかしいんだけど・・・」
私は、真っ赤なサテンのドレスを着ていた。
スカートの丈は、膝から20㎝も上にあるような短い物。
こんなミニ丈のスカートを履いたのは、初めてだった。
おまけに、背中は腰辺りまでぱっくりと開いている。
周りに居る男性の視線がすごく痛い・・・。
「まぁ、俺の傍から離れるなよ?他の男に喰われるぞ」
悪戯の笑みを浮かべ、喉をクツクツと鳴らしながら笑う柏木さんを私は一睨みしてから溜息を付いた。
今、私は、篠原コーポレーション主催のパーティー会場に柏木さんを伴って来ていた。
招待状は、事前に篠原さんに用意して貰っていた。
もうすぐ、圭もこの会場に来るだろう。
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